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仮処分と登記

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仮処分とは、債権者が、その債権の執行を保全するために、裁判所に申し立てを行い、その権利を保全することをいいます。

仮差押と似ていますが、債権が金銭債権以外という点が仮差押と違っています。


金銭以外の債権とは?〜仮処分の1ケース

金銭以外の債権とは、登記請求権などがよくあるケースです。

B⇒Aというように

AさんがBさんから不動産を購入したにも関わらず、BさんがAさんへの所有権移転の登記手続きを拒否しました。

この場合、不動産を買ったBさんはAさんに対して登記請求権を持っています。

このケースの場合、Aさんは、登記手続に協力するように求めた訴えを起こすことになるでしょう。

ただ、勝訴して登記を勝ち取るには時間がかかります。
その場合、債権者Aさんの登記してもらう権利を守るために、相手方Bさん(債務者)が他の人に不動産を売却しないように(債権の保全)裁判所に申し立ててしてもらうのが処分禁止の仮処分です。

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仮処分の登記

仮処分の登記は、債権者の申立てがあった場合、裁判所が嘱託で行います。
上記のようなケースでは、

登記の目的:処分禁止の仮処分
登記原因:平成○月○日 ○○地方裁判所 仮処分命令
債権者  A

などとして登記が入ります。


もし、Bがこの仮処分登記のあとに、第三者に売却して登記が移されても、Aが勝訴した場合はAはその第三者に対抗することができ、その移転登記を抹消することができます。


<ポイント>

・仮処分の登記は債権者の権利保全(金銭債権以外)のために、債務者の財産の処分に制限を加えるものである

・仮処分は債権者が裁判所に申立てをして行う